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LINE連携ツールの選び方

今回はLINE連携ツールをどのように選べばいいのかお伝えしていきます。

LINE公式アカウントと連携ツールの選択肢

設定したKPIを実現するための手段として、主に「公式LINEのみの機能だけで運用する」と「連携ツールを入れて機能を拡張して運用する」の2択に分けられます。この選択をする上で、LINE公式アカウントでできる機能を把握しておく必要があります。

LINE公式アカウントでできることは、主に次のような機能が挙げられます。

・ステップ配信
(用意したメッセージを設定したタイミングで順に配信する機能)
・リッチメッセージ
(画像・動画などを含めた視覚的にわかりやすいメッセージ機能)
・キャンペーンの打ち出し  等

上記に挙げた例に関わらず、LINEだけでもさまざまな機能があります。

ただし、D2CやEC事業で一番必要とされるのは「購買データ」や「顧客情報」。購買データや顧客情報をセグメント(分類)して、お客さまに合ったステップ配信や、必要な情報を与えることが重要です。これが、公式LINEだけでは使いきれません。

なぜなら、友達登録してくださった方々の「LINEに登録している情報しか使うことができない」からです。

LINEでわかることは、ラインID・ニックネーム(本名で登録している方もいますが)・性別・居住都道府県・携帯キャリアなど。

ではここで、想像力を働かせてみましょう。この情報をセグメントして、何か意味のある情報発信ができるでしょうか。

確かに性別で男性向け・女性向けの商品情報を送る、くらいはできるかもしれません。しかしそのお客さまが定期契約をしているのか、購買履歴があるのか、といった細かい情報は当然わからないため、あまり意味のある発信はできないわけです。

各顧客のステータスや購買履歴に基づいた配信をしていき、効率よくコンバージョンを取っていきたい。このようなゴールや目的を持っている場合は、当然ながら公式LINEアカウントの機能だけでなく、連携ツールが必要になります。

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目的に合わせたLINE連携ツールの選定

連携ツールを使うと購買データと顧客情報を、LINE側に連携できるようになります。これが連携ツールを導入する一番のメリットです。

とはいえ連携ツールといってもさまざまで、中には顧客情報の連携ができないツールもあります。連携ツールは、目的に合わせて選ぶことが重要です。

連携ツールの中には、計数分析ができたり、それに特化したツールがあったりします。
例えば、配信をしてからURLに飛んだ数値や、注文ボタンを押してLPに飛んだ数値などを計測できたりします。こういった機能は、顧客情報をあまり必要としない店舗向けです。分析に特化した連携ツールでは、「MicoCloud(ミコクラウド)」などが挙げられます。その他、ステップ配信に特化したツールでは「Lステップ」などが有名ですね。

ただし、やはりD2CやEC事業を考えると、購買データと顧客情報の活用は必須です。例えば、定期購入を続けて頂いた方向けのキャンペーンや、定期をやむなくやめてしまったお客さま向けに、再度買ってもらうためのステップ配信をするなど。こういった運用を目指す場合は、購入データと顧客情報が活用できる、カート連携ができるツールが最適です。
カート連携とは、Shopify(ショッピファイ)などのカートシステムとLINEを連携させることです。

あくまでWEBサイトで注文を取ることが前提で、キャンペーン配信などをしてLINE経由でWEBサイトへの流入を増やしたい、という目的であれば、LINEだけでも十分です。

しかしメルマガのように、ちゃんと購買データ・顧客情報をセグメントして配信をしたいLINE上でも注文を取りたい、という場合は連携ツールの導入は必須になります。特にD2CやEC事業は、連携ツールを活用した方が効果を最大化できるでしょう。

LINE連携ツールでできることの具体例

ここからは連携ツールでできることの具体例を挙げていきます。

例えばアパレルの実店舗をお持ちで、かつECサイトもやっている場合を例に挙げて考えてみます。やはりお客さま情報、特に趣味趣向のデータが活用できます。

【アパレル企業の顧客・趣味趣向データの例】
・秋モノだけよく買う人
・セールの時だけ買う人
・通常もよく買ってくれる人
・購買回数、金額    等

上記のような情報でセグメントすることで、効果の高い配信ができます。こういった配信をおこなうためには、情報を収集し、データを蓄積していく必要があります。

あとは化粧品会社などにも、同じことがいえます。

【化粧品会社の顧客のお悩み・関心ごとの例】
・肌の乾燥にお悩みがある人
・シミにお悩みがある人
・毛穴の開きにお悩みがある人  等

上記のようなお悩みや関心ごとでも、セグメントできます。

例えば、WEBサイト経由で最初に注文した時に、ちょっとしたお肌の悩みをヒアリングしておき、その情報がカート内にあれば、連携することでその情報をLINE側に持ってきて活用できます。たとえ情報がなかったとしても、LINEの中でアンケートを実施し、収集した情報をカートに入れてしまえば、それ以降はセグメントに活用できるのです。

アンケートを気軽に取れるのが、LINEのメリットの1つです。メルマガに比べてより気軽で回答率が高く、情報が集まりやすい傾向にあります。しかしアンケートができても、そこで得た情報を蓄積する受け皿がないと、情報が溜まっていきません。アンケートで得た情報を基に集計・分析したり、一覧でまとめたりするには、やはりここでもツールが必要です。

LINEには、イエスorノー形式で行えるようなアンケート機能がありますが、その設問の答えや途中経過の情報を集める機能はありません。

上記で挙げたようにセグメントして「1to1」に合わせた情報提供をする、顧客分析をして情報を取りにいくのであれば、カート連携ができるツールを選びましょう。

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