EC市場の規模が年々拡大し、その中でもD2Cというビジネスモデルが1つのポジションとして確立しつつあります。
D2Cがここまで広まった背景には、顧客の価値観の変化やEC市場の定着などが挙げられます。これまでの流行やハイブランド志向ではなく、個人の価値観や自分がよいと思ったモノを好む志向に変化がみられます。また2019年の新型コロナウイルスによってEC市場が拡大したことも要因といえるでしょう。
この記事では、D2Cと従来の販売モデルとの違いや特徴などを解説し、D2C立ち上げのための7ステップを、各記事ごとに分けて紹介していきます。
「D2C(Direct to Consumer)」とは?
D2Cは「Direct to Consumer」の略で、消費者に対して商品を直接的に販売する仕組みのことです。従来の販売モデルでは、事業者が販売を卸小売業者に委託する形態のため消費者と事業者の距離が遠く、消費者の声を直接データとして取り溜めることは難しい実情がありました。
しかしD2Cモデルは下の図のように、企画・製造からお届けまで事業者がダイレクトに行うビジネスモデル。消費者の評価やデータの蓄積が可能になった点が大きな特徴です。
また、SNSなどでも積極的に発信しブランドの世界観や独自のこだわりを伝えるD2Cブランドは近年増えており、アパレルや食品、コスメなど様々な分野で身近になってきています。
D2Cブランド立ち上げの7ステップ
D2Cの事業形態は、製造面で言えば小ロット(小規模な受発注)で製造が可能なOEM(ブランドの製品製造)メーカーの伸長、PRも多種多様なSNSで情報発信ができることから、資金力が少ない個人やスタートアップ企業でも参入しやすい特徴があります。
このことから、D2Cを新たに始めてみたいという方は多いのではないでしょうか。
「D2Cを立ち上げるにはまずどうしたらよいのか?」
「D2C立ち上げにおける注意点やポイントは?」
こういった疑問をお持ちの方向けに、「化粧品のD2C立ち上げ」を事例にして、以下の7つのステップをご紹介。
D2Cの立ち上げから販売までに必要な7つのステップと、各項目ごとの注意点やポイントを6記事に渡って解説していきます。
まずステップ1と2の「市場/顧客のリサーチ」と「商品の企画」について、次の記事にて詳しくお話いたします。
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