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【ステップ⑥】D2Cブランド立ち上げにおけるカート選定(決算)とフルフィルメント

D2Cを立ち上げるためには、以下の7つのステップがあります。

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前回は、ステップ5のD2Cに必要な製作着手(LP・同梱物・ブランドサイト)についてお話しました。
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D2C立ち上げステップも終盤です。今回は、ステップ6のカート選定(決算)とフルフィルメントについて解説していきます。

カートの選定

定期モデルに合致したECカートだと、使いやすくておすすめです。
自社にあったカート選びは、費用感とサポートセンターの充実度で決めるのが良いでしょう。

立ち上げフェーズだと、どうしてもやり方がわからないことが多いため、担当者がいてくれると安心ですね。どこまで寄り添ってくれるかは、選定のポイントになるかと思います。

また、UIUXなど使いやすさももちろん大事ですが、導入までの時間も考慮して選定することが重要です。

カート契約の注意点は、決済までの審査がとにかく長いことです。カートの構築は1ヶ月くらいですが、審査は2ヶ月は見ておいた方が良いでしょう。

フルフィルメントとは

フルフィルメントとは、購入されてから顧客に商品が届くまでの業務のことを指します。商品の配送・返品対応・コールセンターなどがこれに当たります。
ステップ6では、フルフィルメント業務の1つである、物集センターやコールセンターの設置を決めていきます。

物流センターの設置

製造工場から物流センターまでの輸送費も影響しますので、物流センターの場所は重要です。震災などのリスクも考えて、物流センターを東西に分けることもあります。D2C立ち上げ最初のうちは、見学に行けるくらいの範囲にある物流センターがおすすめです。何かあったときに、現地にすぐに見に行ける、確認できるのは安心です。

梱包資材を、どの程度提供してもらえるかも選定のポイントになります。自社独自の梱包だと、組み立て費用が別途かかってくるケースもあります。

物流センターでも組み立てはできるけれど、印刷はできないセンターもあります。その場合は印刷会社に別途お願いするか、印刷まで頼める物流センターを選びます。

仕上がりについても差が出ます。そのため物流センターの選定・設置の際は、3〜4社は見積もりを取ってください。同梱の仕方は順番をどうするか、仕上がりはどうして欲しいか、というところまでチェックした方が良いでしょう。

決定後もテスト購入して仕上がりがちゃんと問題ないか、など定期的にチェックしておくことがおすすめです。

コールセンターの構築・設置

続いて、コールセンターの構築・設置です。店舗を持たないD2C事業にとって、コールセンターはお客さまとやり取りする重要な役割があります。ただコールセンターのアウトソーシング先を決めて、依頼するだけでは失敗する可能性大です。

コールセンター構築で失敗しないためにも、安易にコールセンターを決めないようにしましょう。D2Cのコールセンター構築には、最初に頭に入れておくべき3つのポイントがあります。

コールセンター構築の3つのポイントについての詳しい記事は、下記をご覧ください。

まとめ

今回は、D2C事業のカート選定・フルフィルメントについて解説しました。

<ポイント>
【STEP.6】カート選定(決済)・フルフィルメント
①カート選定(決済)
・費用感とサポートセンターの充実度で決めるのが良い
・決済までの審査がとにかく長いのでタイムラインを確認した方が良い
②フルフィルメント

・輸送費と見学に行ける場所の兼ね合いから場所を決める
・時々テスト購入して梱包資材の状況や仕上がりは点検した方が良い
・コールセンターは安易に決めない

次回は、いよいよ最後のステップ7のマーケティング戦略についてお話していきます。