【ステップ⑦】D2Cブランド立ち上げにおけるマーケティング戦略

D2Cを立ち上げるためには、以下の7つのステップがあります。

前回は、ステップ6のカート選定（決算）とフルフィルメントについてお話しました。

今回は最後であるステップ7の、マーケティング戦略について解説していきます。

マーケティング戦略

最後に、自社ブランドを知ってもらうための、PRやプロモーションのマーケティング戦略が必要です。パートナーとなり得る支援会社に依頼することもありますし、ミニマムスタートであればまずは自社で進めるというケースもあります。

ミニマムスタート

まずは自社でミニマムスタートで、小規模に進めていくことも可能です。自分たちで進めてみて、何が自分たちに足りないのか、できていないのかが明確化できます。パートナー選びは全てに通じますが、内容がふんわりした状態で、支援会社にお願いしてもうまくいかないケースが多いです。

問題が明確化された時点で、そこを補填してくれるパートナーを探しに行っても良いのではないのでしょうか。

SNSなどを活用した広告運用

広告に費用を割けないブランドは、SNSを活用してPRしていくことになるでしょう。SNSはリリースする前から運用し始めるのが良いです。SNSを活用して、リリースの告知やデザインのこだわり、ブランドの世界観を伝えていきます。

広告に費用がかけられる場合は、広告運用を自社でやるのか、委託するのか考える必要があります。広告運用は、知見がないとなかなか自社では難しいケースもあります。例えば、広告媒体の審査を通し方や運用後のPDCAの回し方、計測の仕方は内製できないケースも。広告運用をしている代理店に依頼するケースが多くみられます。

広告運用は、商品の特性やターゲットに合わせて、プランニングする必要があります。最初はプロに任せて、ゆくゆく内製化できるように進めていくのも1つの方法です。

長期安定のブランドのためのCRM

立ち上げた当初は新規獲得がもちろん大切ですが、その後のロイヤル顧客を育成していくフェーズも重要です。そのためのCRM（顧客管理）の導入も検討してみると良いでしょう。

CRMについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

まとめ

D2Cの商品を出すことは簡単ですが、重要なのは、続けていく、買い続けてもらうことです。
新規を増やさないと継続は増えませんが、新規が増えた後どうするのかを考えていかないと、長期的安定的なブランドは育ちません。

1回目の期待感は良かったのに、2回目以降がお粗末だとそこでお客様に見限られてしまいます。
例えば、4回目にプレゼントを同梱するシナリオであれば、3回目に次のプレゼントを楽しみを醸成するようなメッセージを入れる、などの工夫が大切です。顧客とコミュニケーションを丁寧に取っていくことが、長く愛されるブランドの秘訣なのではないでしょうか。

ここまで7ステップに沿って、D2Cの立ち上げ方をお伝えさせていただきました。ここまで読んでいただきありがとうございました！読みながら湧いてきた疑問などがあれば、お気軽にご相談くださいね。