LINE公式アカウントは、ビジネスにおいて顧客とのコミュニケーションやマーケティング活動を強化するための強力なツールです。企業や店舗だけでなく、個人や小規模な団体も簡単に利用でき、多彩な機能でビジネスの成長をサポートします。
一方で下記のようなお声を耳にします。
『LINE公式アカウントは個人でもできるの?』
『法人アカウントでこれから活用したいが作成方法がわからない』
結論、LINE公式アカウントは、個人であろうと企業であろうと、誰でも約10分程度で開設可能です。
企業の場合でも、特別な要件はなく(業種業態によって規約に抵触する可能性もあります)、個人と同じく必要情報を入力するだけでOKです。申請後すぐにアカウントを立ち上げることができます。
この記事ではLINE公式アカウントの設定方法、機能の概要などを紹介していきます。
ぜひこの情報をもとに、LINE公式アカウントを活用してみてください。
LINE公式アカウントを使って、顧客との繋がりを深め、ビジネスを成長させましょう!
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、企業やお店、さまざまな団体から個人に至るまでLINE上で情報発信や顧客とのコミュニケーションを図るために使用できるサービスです。個人のLINEアカウントとは異なり、マーケティングツールとしての機能が充実しており、ターゲットに合わせたメッセージ配信、アンケートの実施、限定クーポンの配信などが可能です。
また、公式アカウントを作成・利用することで、フォロワーに向けた直接的な情報提供が行えるだけでなく、タイムライン機能を用いた広告活動や、リッチメニューを通じた視覚的に魅力的なインタラクションの創出も可能です。これにより、顧客エンゲージメントの向上や、ブランド認知の拡大を図ることができます。
【LINE公式アカウントの基本機能】
- メッセージの一斉配信
- ターゲットに合わせたセグメント配信
- 個別チャット
- 自動応答メッセージの設定
- クーポンの配布
- 抽選
- ショップのポイントカード
LINE公式アカウントの活用方法
LINE公式アカウントは、メッセージ配信以外にも多くの活用方法があります。たとえば、リッチメニューを活用することで、顧客が直感的に操作しやすいインターフェースを提供し、直接の購買行動や情報収集を促進できます。また、タイムライン機能を利用すれば、フォロワーへの定期的な情報発信やイベント告知が可能です。
さらに、LINE広告との連携で、ターゲットユーザーへの精度の高いプロモーションが実現します。
LINE公式アカウントの作り方の手順
LINE公式アカウントの作り方は、以下の手順になります。
【LINE公式アカウントの作成手順】
- LINE公式アカウントのページにアクセスする
- LINEビジネスIDを取得する
- LINE公式アカウントを作成する
- 入力内容を確認する
- 認証済みアカウントを申請する
認証済みアカウントの申請は任意なので、企業や店のスタイルに合わせて申請を行いましょう。申請以外の手順は簡単で、すぐに公式のアカウントが作成可能です。手順について、詳しく見ていきましょう。
①LINE公式アカウントのページにアクセスする
まず、LINEの公式ページにアクセスします。作成を始めるには、ページ左側にある「LINE公式アカウントをはじめる」か、ページ上部の「アカウントの開設」ボタンをクリックしてください。
公式ページには、LINE公式アカウント活用のためのセミナー案内やコラムなど、役立つ情報が掲載されています。ビジネス用のアカウントを作る前にこれらのページにアクセスして、より上手く運用するために学んでおくとよいでしょう。
2:LINEのビジネスIDを取得する
作成ボタンをクリックすると、「LINE Business ID」というページに移動します。
「アカウントを作成」と書かれたボタンをクリックして、LINEのビジネスIDを取得してください。もし既にビジネスIDを持っているなら、「ビジネスアカウントでログイン」ボタンでログインし、必要な情報を入力していきましょう。
クリックすると、情報入力画面に進みます。ここで、公式アカウントの名前やメールアドレス、会社の国や地域、会社名、業種などを入力します。特に国や地域は公開情報として表示されるため、正確に選んぶようにしてください。
3:LINE公式アカウントを作成する
ビジネスIDを取得した後、公式アカウントの名前や詳細情報を入力し、確認画面で入力内容をチェックします。
必要事項を入力したら、ページ下部の確認ボタンを押します。管理画面にログインできたら、アカウントの作成を行いましょう。
作成は、①会社や店の情報を登録する画面、②入力内容の確認、③申し込み完了の3ステップです。複雑な入力事項はなく、身分証明書や住所証明書など書類の提出の必要もありません。必要事項を入力すれば、すぐにビジネス用アカウントが作成できます。間違いがないように入力していきましょう。
管理画面はWeb版と、専用の管理アプリがあり、アプリはAndroidとiOSのどちらにも対応しています。自分が使いやすい方を選んで運用しましょう。
4:入力内容を確認する
管理画面にログインしたら、プロフィールの設定を行いましょう。企業や店の情報を登録しておくことで、より効果的な運用に繋がります。
まず、ホーム画面の上部にある「プロフィール」を選び、「プロフィールページ設定」を開きましょう。プロフィール画像や背景画像、他SNSのアカウント情報、住所や営業時間などの基本情報の入力ができます。
入力が完了したら、公開設定に進みましょう。
「情報の公開」のメニュー一覧の項目から、「検索結果とおすすめに表示」を設定しておくと、作成したアカウントが検索結果の一覧に表示されるようになります。ただし、検索結果に表示されるのは認証済みアカウントのみなので、事前に申請しておきましょう。
5:認証済みアカウントを申請する(任意)
認証済みアカウントの申請は任意ですが、審査を通過するとLINE内での検索結果に表示され、信頼性の向上やマーケティング効果の強化が期待できます。
申請は簡単で、管理画面の「アカウント認証をリクエストする」ボタンをクリックして必要事項を入力するだけです。
ただし、こちらの手続きは任意なので、必ず行う必要はありません。必要に応じて手続きを行いましょう。
まず、基本設定完了後に表示される「アカウント認証をリクエストする」というボタンをクリックします。もしくは、管理画面にアクセスして、右上の設定ボタンをクリックします。「情報の公開」の欄にある「アカウント認証をリクエスト」をクリックすると、「認証済みアカウントのお申し込み」というページが表示されるので、サービス提供国家や表示名、業種や申し込みタイプなどを選択していきます。必要事項をすべて入力したら、入力内容を確認して申し込みをしましょう。
LINE公式アカウントの作成に関するよくある質問
LINE公式アカウントの作成に関して、よくある質問をまとめました。ビジネス用アカウントの作成を検討している方や、作成時に疑問点が出てきた方は参考にしてください。
LINE公式アカウントは無料?有料?
LINE公式アカウントは無料で運用可能です。
一方で有料プランに関しては2023年6月に変更がありました。ビジネス用アカウントのプランは、無料のコミュニケーションプラン、月額5,000円のライトプラン、月額15,000円のスタンダードプランの3種類です。基本的な機能は共通して利用できますが、送信できるメッセージ数が異なります。料金が高くなるほど送信可能なメッセージ数が増えるので、必要に応じてプランを選択しましょう。
■2023年6月まで
■2023年6月以降(2024年11月現在)
個人LINEアカウントとビジネスアカウントの違いについて
LINEで公式アカウントを作成する際、ビジネスIDを取得するために以下の2つの方法があります。
- LINEアカウントで取得:個人が普段使っているLINEアカウントを使う
- LINEビジネスアカウントで取得:メールアドレスを使う
公式アカウントを作成する際、個人が普段から使っているLINEのアカウントを使って作成することもできます。すでにあるアカウントを使うので、作成の手間が省けるというメリットがあります。
一方、LINEビジネスアカウントで取得する場合、メールアドレスの入力が必要となります。ビジネス用アカウントと個人用のアカウントを完全に分けることができるので、プライベートと仕事は別にしたい方や、会社のメールアドレスを利用したい方は、LINEビジネスアカウントを選ぶとよいでしょう。
プライバシー保護や管理面の利便性からもLINEビジネスIDの取得がおすすめです。
個人アカウントでビジネスIDを作成したらバレる?
上記の通りLINE公式アカウントは、今まで利用してきた個人用のLINEアカウントからも作成が可能です。この際、個人アカウントですでに追加されている友だちにアカウントがバレることはありません。友だちにアカウントの情報が通知されたり、タイムラインに表示されたりすることもありません。
あくまでアカウントの紐づけのみで、友だちに情報が流出することはないので、安心して作成してください。
ただし、個人アカウントから公式アカウントへの移行はできません。今までアカウントを作成せず、個人用のアカウントで運用していた方は、友だちの移行が必要です。友だちに公式アカウントを追加してもらいたい時は、それぞれのユーザーに案内を出して友だちに追加してもらう必要があります。
認証済みアカウントと未認証アカウントの違い
LINE公式アカウントには、未認証と認証済み、プレミアムアカウントの3種類があります。
未認証アカウントは審査がなく、個人や法人、誰でも作成できるアカウントです。一方、認証済みアカウントはLINEの認証が必要になります。認証されると検索結果に表示されるようになるので、より効果的なマーケティングにつながるでしょう。また、LINE NEWSやタイムラインに広告の配信ができるので、新規顧客の獲得チャンスが増えます。
さらに、プレミアムアカウントになるとLINEのIDが自分で決定できるので、ID検索されやすくなります。効率的な友だち追加が期待できるでしょう。
認証済みアカウントにはさまざまな機能が備わっていますが、未認証アカウントの方がよい場合もあります。未認証アカウントは店名やサービス名で検索しても検索結果に出てこないので、会員制などクローズドな店に向いています。公開を限定したい場合は、未認証のまま運用する方がよいでしょう。
まとめ
LINE公式アカウントは個人や法人、誰でも簡単に作成できるサービスです。企業や店がビジネス用アカウントを作成し運用することで、効果的なマーケティングが行えます。
LINE公式アカウントには、未認証や認証済み、プレミアムアカウントなど種類があります。それぞれできることが異なるので、事前にチェックして自分に合ったものを選びましょう。プランによってもできることが異なるので、こちらも併せて確認してください。多くの方が利用しているLINEを活用し、新規顧客の獲得や売上アップに繋げましょう。
初期設定や運用方法については、この記事で紹介した内容を参考に、ぜひ実践してみてください。
LINE公式アカウントを開設したら絶対やるべき初期設計基本の10のこと
LINE公式アカウントを作成して終わりではありません。ようやくスタートラインに立つことができました。
機能も多くどのように公式アカウントを開設してどのように運用を開始すれば良いのか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
LINE運用をこれから開始しようとする企業担当者様向けに、開設後に絶対やるべき初期設計の10のポイントをお伝えいたします。
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